発達障害の分かりやすい検査、MSPAエムスパ行っています。
発達障害・ADHDの心理検査『MSPA(エムスパ)』を始めました。
発達障害、ADHDと疾患名は同じでも、具体的に悩んでいらっしゃる症状は患者さんそれぞれに異なっていると思います。
例えば、ADHDと診断された患者さんでも下記のようにお困りごとは様々です。
・物忘れやケアレスミスが多くて、仕事に支障をきたしている。
・落ち着きがなくて、学校の授業に集中できない。
・欲しい物を買いたい衝動が抑えられない。
・場にそぐわない発言をしてしまう。
このような症状を具体的に数値化して、グラフでわかりやすく表記したものがMSPAになります。
家族や学校の先生など患者さん周囲の方に、患者さんの症状を説明することにも有用です。
内服治療を行った方がいいかどうかの指標にもなります。
興味をお持ちの方はぜひ医師や心理士にご相談ください。
☆MSPAの詳しい説明です。
→https://meiekisakomentalclinic.com/treatment/psychological-tests/
☆MSPAをADHDの患者さんに行った一例を紹介しています。
→https://meiekisakomentalclinic.com/blog/137/
当院の心理士含めスタッフ一同、これからも研鑽を重ね新しい治療や検査について、患者さんやご家族に提供できるように努力していきたいと思います。
院長 丹羽亮平
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マインドフルネスについてご紹介
今日は、「マインドフルネス」についてご紹介します^ ^
最近、テレビや書籍などでも特集され、注目が集まっています。でも、よく耳にはするけどマインドフルネスって何だろう?と思っている方も多いのではないでしょうか?
マインドフルネスは、「今ここでの経験に、評価や判断を加えることなく、持続的に注意を向けること」と定義されています。本来、マインドフルネスとは、パーリ語のサティという言葉の英訳であり、日本語では「気づき」と訳されています。
マインドフルネスを実践する方法として、多く用いられるのが瞑想です。マインドフルネス瞑想では、この"気づき"を高めることを目指します。
気づきを高めるって?
みなさんも普段からイライラしすぎてどうしようもない、不安で仕方がない、といったことは経験があるのではないでしょうか。こういう時、たいていは知らないうちに自分の中で色々考えを巡らせていて、気づいた時には気分が悪化しています。落ち込みや怒りといった感情が大きくなりすぎてからでは、自分でそれらに対処することは難しくなりますよね。でも、思考や感情が小さいうちに気づくことが出来れば、そこで踏みとどまることが出来ます。
マインドフルネス瞑想では、自分の経験に対する「気づき」の能力を高めます。"気づく"経験を重ねることで、苦痛や自分の感情に飲み込まれにくくなり、充実した生き方に繋がります。
近年では、心理療法への応用だけでなく、多くの企業において、職業メンタルヘルスの向上に瞑想が役立てられています。自分自身を高める日々の工夫としてマインドフルネスを実践することで、不安やストレスの軽減に役立てることが可能です!
当院では、心理療法としてマインドフルネスも取り入れています。マインドフルネスについて詳しく知りたい、瞑想のやり方が知りたい…そんな方は医師や心理士にぜひご相談ください(´・ω・`)
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幻覚、妄想について
幻覚・妄想と聞くと心の病気になったとき特有の症状のように感じられますが、軽い症状なら誰しも経験したことがあります。
幻覚とは、実際にはないものが感覚として感じられることです。
その中でも、現実にはない音が聞こえる『幻聴』という症状が、もっとも知られた症状だと思います。
僕も仕事で病院に当直している時、睡眠不足の状態で早朝にカルテを書いていたら、遠くのほうから救急車の音が聞こえたように感じたり、病棟からの呼び出しのPHSが鳴ったように感じることが何度かありました。
これも一種の幻聴に当てはまります。
睡眠不足にて身体が疲弊しているおりストレスの強い状況下で、自分にとって気になっている音が聞こえたように感じることが典型的な幻聴の例です。
妄想とは、一般常識や周囲の人から見ると明らかに誤った内容の考えを確信して持つことです。
周囲が誤っていることをいくら説明しても受け入れられません。
強迫性障害の典型的な症状にて、不潔恐怖があります。
何度手を洗っても汚れている感じがして手が荒れてしまうほど手洗いを繰り返したり、公共設備の手すりが握れないなど日常生活のささいな場面で困難が生じます。
『不潔な感じ』に対するある程度の共感はだれでもあるところだと思いますが、行き過ぎた不潔感の感覚は妄想の域に入るとも言えます。
クリニックブログ『幻覚・妄想の具体例。統合失調症について』に続きの文章をのせました⬇️
https://meiekisakomentalclinic.com/blog/94/
先月、子供も参加できる名フィルコンサートに行きました。
やはり生の演奏はいいですね
丹羽亮平
プレイセラピー
今回は当院における、お子様への治療をご紹介したいと思います(^^)!
当院は、お子様に向けて「プレイセラピー」という治療を行っています。
大人のカウンセリングでは、主に言語を使って治療が進んで行きますが、子どもはまだ言語表現が未熟だったり、的確に自分の心を言葉にすることが難しいことがあります。そのため、言葉の代わりに、子どもはおもちゃを使った遊びを通して、心の表現をしています。
遊びを通して気持ちを表現することで、心が浄化されたり、抑えていた気持ちを発散することができるのです。
そして、セラピーの中でセラピストと良好な関係を築いたり、遊びで表現された気持ちをセラピストが伝え返すことで、心のエネルギー補給ができたり、子どもが自ら自分の気持ちに気付くことを目指しています。
最近では、大人の方でも、「塗り絵」をすることで、心が浄化される効果があると言われています。人は気づかないうちに絵や作品に心を表現しており、表現することで心が落ち着くことがあるようです。
「遊び」は子どもから大人まで、心を柔らかくさせるきっかけになるようですね(o^^o)
来年のクリニック増築に伴って、プレイルームも新設する予定になっております!ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい♪
訪問看護
おはようございます